第103章 杉浦美雪への業務手配

30分後。

杉浦杏奈は灰原仁司の別荘、その寝室の大きなベッドに腰を下ろし、目の前に広げた永井遥香から送られてきた十数本分の広告企画書を眺めていた。

1枚めくるたび、くすっと笑う。

ひどく機嫌がいい。

灰原仁司はベッドのヘッドボードにもたれ、そんな彼女をじっと見ていた。

風呂から上がってから今まで、杉浦杏奈は30分も広告案にかかりきりで、一度も顔を上げていない。

「それが、お前の言う『ベッドの上で教える』か」

冷えた声で、灰原仁司が言った。

杉浦杏奈は企画書を持ったまま、そのまま彼の腿の上にごろんと横になる。

「婦人科の薬。ベッドに寝かせて商品持たせて、『これを使えば、女はも...

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